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artworks of Kumiko Tamura
風景に、私は魅かれる。
それは時代による変化を伴いつつも、この世界でずっと繋がっている神秘、偉大さであり、時間を繋ぎ、人を繋ぐ大きな存在であるから。そして、一枚の絵画もそういうものになり得るのではないだろうかという期待が制作へと向かわせる。
受け継がれていくものの一つとして、遺る作品を生み出したい
「風景」をテーマにした新シリーズ その土地の色、匂いなど、山や樹々がつくりだす特有の形によって風景の輪郭がつくられる。私たちを広く包み込み感情を揺らす緑の風景を、緩やかな曲線を重ねながらキャンバスの中に描き出した作品
花や、木々のカタチは美しい。目に見える形だけでなく、目に映る印象としての線や色を読み解いてキャンバスに描きだす。
それは時に、筆のストロークに置き換えられ、余白の白が光になる。見えているカタチだけを追うのではなく、そこに息づいているひとつ存在が醸し出す色や温度を読み解くように塗り重ねられていく作品
写真
今や世界中にファンを持つ浮世絵。特に北斎や広重の大胆な構図や図柄・影の表現を持たないことなど、その独特の色彩や構図は、ゴッホをはじめ19世紀後半のヨーロッパ美術や音楽を魅了し、多くの影響を与えたように、現代の私の心にもまた新鮮で強い影響をもたらします。
現代の要素や油彩の色鮮やかさを足すことで、現代版UKIYOEとして生まれ変わる作品